記事を検索

START with Lypo-C(後編)

SUMMARY

  1. ・季節の野菜を良く食べてしっかり睡眠を取る
  2. ・体の声に耳を傾けて、欲しているものに従う
  3. ・新たにショップ兼料理教室スペースをオープン

大切な方にLypo-Cを紹介するバトンリレー連載。vol.1に登場いただいたキム・ナレさんに、「Lypo-Cを勧めるなら?」と伺ったところ、ご紹介いただいたのが料理研究家の植松良枝さん。後編では、料理家を志した経緯や新たに始まったばかりのプロジェクトについてお話を伺いました。
 
植松良枝さんの前編記事はこちら


料理研究家になりたくて
料理の道を邁進!

世界各国の料理を、味は本格的なまま日本の家庭でも作りやすいようにアレンジしたり、昔ながらの料理を素材の組み合わせや見せ方で現代風にアレンジしたり。料理好きも、毎日の献立に悩んでいる人も、料理初心者さんも、思わず作ってみたくなる料理を提案してくれる料理研究家の植松良枝さん。
 
「子どものころからおままごとが大好き。自営業の家で育ったこともあって、自分は就職せず料理研究家になるんだ、と決めていました。そこでまずは知識をつけようと、料理雑誌の編集部でアルバイトとして働くことに。さらに実践もしたかったため、夜はベトナムレストランでもアルバイトをしていました」



二足の草鞋で3年ほどアルバイトをしたのち、意を決して飲食店一本の道へ。リーダーとしてランチメニューやスイーツメニューを考え、取材対応をし、と大忙しの日々だったそう。
 
「大きな店舗だったし、食材にも詳しくなりたくて、とにかく全力で頑張っていましたね。ケータリングもやりたい、って自分から手を挙げてトライしたり。やり切ったと感じて独立してからは、出版社に営業して料理研究家としての仕事をいただくようになりました」
 
どんな時も前を向いて我が道を進んでいく植松さん。やがて実家の倉庫を改装して、料理教室をスタートしました。大変なこともあったに違いありませんが、ニコニコと笑う植松さんを見ていると、すべてが順調に思えてくるのは植松さんが持つポジティブなパワーゆえ。
 
「今は企業やお店のメニュー監修などもしており、書籍や雑誌、WEBでレシピを提供するのも好きな仕事。例えば、“なめ茸”というお題に合わせてレシピを考えるのも楽しいんです。縛りがある方が燃えるんです」





“家庭料理”を大切にしている植松さんの料理は、大らかで寛容。
「崇高な料理は、シェフが作ってくれるものをレストランに食べに行けばいいと思うんです。料理研究家の仕事は、皆が自宅で作れるレシピを考えること。だから、好みの素材や家にある調味料でアレンジしてもらったら良いと思っています。その中でも特に伝えているのは、“季節の食材”を使うこと。体は食べるものでできていると言いますが、旬のものを食べる生活を続けていると、食べたいと感じるものは体が欲しているものだということがわかるようになるんです」
 

日常の家族の食卓は
“青い物”を必ず取り入れて

そんな植松家の食卓はいつも野菜が多め。
「葉野菜やわかめなど、青い物を取り入れるようにしています。小松菜やキャベツなどの葉野菜を煮たり、汁ものにしたり。餃子には、かぶの葉を刻んで塩もみにした物を入れることも。息子が好きなわかめは乾燥品を常備していますが、生わかめの時期はクッパやお味噌汁に入れたり、しゃぶしゃぶにしたり」
 


また、植松さんが料理に良く取り入れるのがさまざまな種類の柑橘です。
「自身のインスタグラムでも毎年すだちの箱買いを勧めています。焼酎や炭酸水にキュッと絞るだけでなく焼き魚に添えたり、甘酒と合わせてラッシー風にしたり、梨や冬瓜とサラダに仕立てたりと、もう本当に使い勝手がいい。春夏は甘夏やじゃばら、秋冬は柚子やレモンというように、柑橘は季節と連動しているのも好きなところ。海水のような塩味があるLypo-Cは、苦味のある柑橘と相性が良いので、季節ごとの柑橘と組み合わせてみたいですね」
 
家族や自身が体調を崩した時は、簡単な雑炊が定番なんだそう。
 
「体が弱っている時は、汁っぽいものが食べやすいですよね。スープご飯とか、冷やご飯で作る雑炊とか、気負わずに作れるものが良い。煮干しなどの和風だしは常に冷凍庫にストックしているし、中華だしなら簡易な液体だしを利用します。生姜を効かせるのがポイントです。あとはとにかく寝る!疲れた時も、フォームローラーで体をほぐし、湯船にしっかりと浸かってからすぐに布団に入れば、翌朝にはリカバーできています」
 
また、特に足を温めることが大切だと感じている植松さん。風邪気味の体で実家に帰ることになり、電車の座席に座って眠っていたら、座席の下のヒーターで温まったおかげで下車するときには風邪が治っていたという逸話も!
「季節の野菜を良く食べてしっかり睡眠を取る。それを日常的にやっていれば、あとは体の声を聞いてその感覚に従うだけでいい。今まで大きく体調を崩したこともないし、疲れや体調不良もすぐに軌道修正できています」
 

5月には新しい挑戦も
スタート!

実はディレクションに携わるカフェと、ショップ兼料理教室スペースが新しくオープンする予定で、今はその準備に夢中の様子。
「自宅での料理教室を20年続けてきて、次のフェーズに移るタイミングだったのかもしれません。ちょうど、良いスペースとの出会いがあり、そこのカフェのメニューや内装の監修をしつつ、同じ施設内で教室やイベントを開催することになりました。イベントでは器や洋服などジャンルを問わず、さまざまなことにトライしていきたいと思っています。人生でも上位に入るくらい忙しい時期を過ごしているはずですが、毎日のLypo-C習慣のお陰で疲れにくくなった気がしています。続けてみたいですね」



大忙しの今も活力にあふれている植松さん。やりたいことに向かう日々は、困難よりも楽しさが勝るようです。
「カフェは“忙しい日々のつかの間の休憩に。ゆったりとした気持ちで過ごしていただきたい”という想いを込めて、〈moderato on the green〉(モデラート オン ザ グリーン)と名付けました。控えめな速さで、という意味を表す速度記号の一つです。レッスンスペースの一角に設けるショップは〈etepapa〉(エテパパ)。息子が赤ちゃんの頃に良く発していた言葉で、特に意味はないけれど宇宙的な響きがいいなとずっと温めていたんです。オープンまでまだまだやるべきことはたくさんありますが、きっと素敵な場所になるはず。Lypo-Cが忙しい毎日の支えになってくれたよう、空間に身を置くだけでエネルギーをチャージできる、心のサプリメントになるような場所に育てていきたいと思っています」
 
植松良枝さんが次にLypo-Cバトンを繋いでくださるのは、ノルディックウォーキングインストラクターの黒木公美さん。Lypo-Cを一ヶ月試していただいたリアルな声をお届けします。
 
プロフィール
植松良枝/料理研究家。料理教室を主宰するほか、雑誌、書籍、テレビ、WEBなどで活躍中。また、代々木八幡にあるベトナム料理店〈ヨヨナム〉のプロデュースや、阪神梅田本店7階の喫茶室〈KOHORO〉を始めとした企業やレストランのメニュー開発も行っている。


Text:Shiori Fujii
Edit:Yuko Homma
Photo:Ryo Yonekura
 
 
 
 


“ワタシスタイル”に出会う​
ウェルネス情報をお届けします。​